まちを、暮らしを、
そして人の心をプロデュース。
『興栄コンサルタント』

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街をつくる人 - INTERVIEW.02

人と生き物をつなぐ、
博士レベルの技術者になるために。

K.K

技術第1部 / 技術 農業土木部 計画グループ

K.K

  • 2024年・新卒入社
  • 岐阜大学大学院 自然科学技術研究科
  • 技術第1部 / 技術 農業土木部 計画グループ

大学院時代から興栄コンサルタントでアルバイト。「人と生き物をつなぐ」という目標を持ち、建設コンサルへ。入社と同時に博士課程に進学。廃棄物処理計画、生物環境調査を担当。滋賀県からリモート勤務。

働くこと編 WORKING EDITION

まちづくりの仕事に就くまで BEFORE JOINING

Qまちづくりの仕事に興味を持ったきっかけは?

大学の研究室には生き物好きな学生が集まっていたのですが、
私たちに農業土木にも関心を持ってもらおうという先生の方針がありました。
現地調査の際に、生き物と農地整備の関係を解説していただくうちに、
農業土木、そして建設コンサルタントという仕事に興味を持つようになりました。

Q学生時代からアルバイトをされていたそうですね。

はい。所属していたサークルの先輩が当社で働いていた縁で、アルバイトを始めました。

主な仕事は河川での生物調査で、作業内容は大学の研究と似ていましたが、
これが単なる調査ではなく、河川改修工事後の影響を調べる「事後モニタリング」という事業の一部だと知りました。
研究とは違う社会とのつながりを意識できたのは、良い経験でした。

Q正社員として入社を決めた理由は?

もともと「人と生き物をつなぐ」仕事がしたいという思いがありました。
研究者という道もありましたが、生き物好きな人たちの輪の中にいるだけでなく、もっと社会と広く関わりたいと考えたんです。

建設コンサルタントを志望し、岐阜県内で転勤がないことなどを条件に探す中で、
アルバイトで関わりのあった当社が一番働きやすそうだと感じ、入社を決めました。

興栄コンサルタントのまちづくりの仕事 COMMUNITY DEVELOPMENT WORK

Q入社から約1年半、どのような仕事をされてきましたか?

農業土木分野では、農業農村整備事業の「事後評価」や事業計画に携わっています。
どちらも事業の効果を算定することが重要で、今はその手法を勉強中です。

また、建設環境分野では河川の生物調査のほか、
今年からは市町村の一般廃棄物基本計画の策定支援など、廃棄物関係の仕事も担当しています。

Q特に印象に残っているプロジェクトは?

昨年度担当した「田園環境マスタープラン」の策定です。
計画策定の仕事は、最終的に資料が何百ページにもなることがあります。
その一つひとつに一から携わったと思うと、大きな達成感がありますね。
特に、市民生活に直結する計画なので、やりがいも大きいです。

Qプロジェクトを通じて感じた、ご自身の成長は?

世の中の仕組みに対する見方が変わりました。

これまではライフラインがどう維持されているか深く考えたことがなかったのですが、
自治体ごとに大小さまざまな計画があり、社会はそれに則って動いているのだと気づいたんです。
その計画が、市民の意見も取り入れながら各地域の実情に合わせて作られている。
そうした裏側を意識できるようになったのは、大きな成長だと思います。

まちづくりの仕事へのプライド COMMUNITY DEVELOPMENT PRIDE

Qまちづくりの仕事のやりがいは何ですか?

もともと農業や水田、農村風景が好きなんです。
これまでお世話になった農家の方々への思い入れもあり、その農業の整備に少しでも関われることが嬉しいですね。

それに加え、データを集めて「もっとこうしたら良いのでは」「この資料は見やすいか」など、
ごちゃごちゃ考える作業自体も好きなんです。
自分の仕事が人々の生活に直接つながっていく点にも、大きなやりがいを感じます。

Q仕事で大切にしている価値観は?

計画を立てるのは国ではなく、一つひとつの市町村なので、地域ごとに様々な事情があります。
私自身は、つい自分の考えを通したくなるタイプなので、そうならないよう意識的に自制しています。
自分の意見を押し付けるのではなく、それぞれの地域が抱える事情を丁寧に汲み取り、計画に反映させることを大切にしています。

Q博士課程にも進学されていますね。今後の目標は?

研究者を目指すというより、「博士レベルの専門性を持った技術者」になりたいです。
論文執筆や学会発表もこなせる技術者になるのが目標です。

そして、キャリアの軸である「人と生き物をつなぐ」というテーマにおいて、
より高度な知識を持つ専門家として、地域の人と自然をつなぐ役割を果たしていきたいですね。

興栄コンサルタントの働き方 WORK STYLE

Q博士課程とリモート勤務を両立されていますね。
働きやすさを感じる点は?

滋賀県に住んでいるので、在宅勤務は不可欠です。
リモート勤務とフレックスタイム制度を組み合わせられるのもありがたいですね。

例えば、研究調査で遠方へ行く際も、早朝に調査を終え、宿泊先から10時に勤務を開始するといった
柔軟な働き方ができるので、とても助かっています。

Q職場の雰囲気を教えてください。

部署に若手が多く、和気あいあいとしていて働きやすい。
サークル活動など社員同士の交流の機会があるのも良い点です。

私はコミュニケーションが得意な方ではないので、そうした場に積極的に参加するようにしています。
会社として交流の機会を設けてくれているのはありがたいですね。

Q職場の風通しの良さを感じたエピソードは?

何か問題提起をした時に、まず話を聞いて対応しようとしてくれる姿勢を感じます。
以前、若手から「グループの連携を深めるためにミーティングをしたい」という声が上がったのですが、
その話が部長に伝わり、実際にミーティングが開催されました。

雑談レベルの話からでも意見を拾い上げてくれる風通しの良さがあります。

Q興栄コンサルタントの特に好きなところは?

皆がそれぞれ仕事にこだわりを持って真剣に取り組んでいる一方、
それを周りに強要する空気はなく、いい意味でマイペースに働けるところ。
学会などで他社の方と話すと、少しガツガツした雰囲気を感じることもありますが、
自分には当社の穏やかな雰囲気が合っているなと思います。

ある仕事の一日 ONE DAY SCHEDULE

9:00-

出勤、メール確認

9:30-

発注者からの問合せ対応、
資料作成

12:00-

昼食

13:00-

発注者との打合せへの参加

16:00-

打合せ結果のとりまとめ

17:00-

資料のチェック、修正

18:00

退勤

プライベート編 PRIVATE EDITION

私もこのまちで暮らす人

遊びつつ、さぼりつつ。
無理なく仕事と研究を両立! WORK–PLAY BALANCE

仕事と博士課程の両立は忙しいと思われがちですが、研究は気が乗らない時はやらないと決めています。
平日の仕事後も土日も、遊びに行ったりやりたいことはした上で、研究時間も捻出している感じ。
結構、遊びつつさぼりつつやっています(笑)。意外と時間は生まれるものですよ。

研究テーマは、灌漑設備の整備で、田植えの時期が多様化することによる生き物への影響をどう保全するか。
論文を書いて発表しています。
会社の全面バックアップだと成果を出さなければというプレッシャーが付きまといますが、
許可をもらって自分で進めているので無理のなく両立しています。
学会に行くためにしばらく休むこともありますが、
周りの方も博士課程の事情を汲んだ上で応援していただけてし、とてもやりやすい環境だと感謝しています。

その他のインタビュー OTHER INTERVIEWS

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